SEを辞めたいと思ったら?辞める前に考えたい5つのこと

「SEを辞めたい」

SEとして働いていると、一度はそう思うことがあるのではないでしょうか。

仕事が忙しくて疲れている。
思うように評価されない。
人間関係がうまくいかない。
このままSEを続けていく将来が想像できない。

私自身もSEとして7年以上働く中で、今の会社で働き続けるのか、それとも転職するのか、キャリアについて悩んだ経験があります。

実際に私は、新卒で入社したSIerで約3年半働いたあと、転職活動をして現在の会社へ転職しました。

だからこそ伝えたいのは、「SEを辞めたい」と思ったからといって、すぐにSEそのものを辞める必要はないということです。

SEを辞めたいのか。
今の会社を辞めたいのか。
今の仕事やプロジェクトがつらいのか。

ここを整理するだけでも、次に取るべき行動は大きく変わります。

この記事では、SEを辞めたいと思ったときに、辞める前に考えておきたい5つのことを紹介します。


目次

SEを辞めたいと思うのは珍しいことではない

SEの仕事には、さまざまな大変さがあります。

例えば、

  • 納期に追われる
  • 残業が多い
  • 障害対応がある
  • 覚えることが多い
  • 顧客との調整が大変
  • プロジェクトによって仕事内容が大きく変わる
  • 自分のキャリアが見えにくい

などです。

特にSIerでは、自分が希望した仕事を必ず担当できるわけではありません。

配属されたプロジェクトや顧客、上司などによって、働きやすさが大きく変わることもあります。

そのため、「SEを辞めたい」と感じたときは、勢いで結論を出すのではなく、まず「自分は何が嫌なのか」を整理してみることが大切です。


SEを辞める前に考えたい5つのこと

1.「SEを辞めたい」のか「今の会社を辞めたい」のか考える

最初に考えたいのが、

本当にSEという仕事そのものを辞めたいのか?

ということです。

これは意外と重要です。

例えば、

「残業が多くてつらい」

という悩みがあったとします。

これはSEという職種の問題ではなく、会社やプロジェクトの問題かもしれません。

ほかにも、

「給料が低い」
「上司と合わない」
「希望する仕事ができない」
「客先常駐がつらい」

といった悩みも、環境を変えることで解決できる可能性があります。

つまり、

SEを辞める

だけではなく、

SEのまま会社を変える

という選択肢もあります。

私自身も、SEを辞めて別の職種に移ったのではなく、SIerから別のSIerへ転職しました。

会社が変われば、仕事内容、待遇、働き方、キャリアの選択肢などが変わることがあります。

「SEを辞めたい」と思ったら、まずは、

SEが嫌なのか、それとも今の環境が嫌なのか

を分けて考えてみてください。


2.何がつらいのかを書き出してみる

次に、「SEを辞めたい」と感じている原因を具体的にします。

頭の中だけで考えていると、

「なんとなく仕事が嫌だ」

という大きな悩みになってしまいがちです。

そこで、一度書き出してみるのがおすすめです。

例えば、

  • 残業が多い
  • 給料に不満がある
  • 上司と合わない
  • 顧客対応が苦手
  • プログラミングが苦手
  • プロジェクト管理がつらい
  • 技術についていけるか不安
  • 将来のキャリアが見えない
  • 今の会社で成長できる気がしない

などです。

そして、それぞれについて、

「会社を変えれば解決するのか?」

「部署やプロジェクトを変えれば解決するのか?」

「SEを辞めないと解決しないのか?」

と考えてみます。

例えば「今の上司と合わない」という理由なら、SEを辞める必要はないかもしれません。

一方で、「システム開発そのものに興味を持てない」ということであれば、別の職種を検討する価値があります。

原因が分かると、必要以上に大きな決断をしなくても済むようになります。


3.今の会社に残った場合を考える

転職を考えるときは、「転職した場合」ばかり考えてしまいがちです。

しかし、

今の会社に残ったらどうなるのか

も考えてみることをおすすめします。

例えば、3年後を想像してみます。

今の会社に残った場合、

  • どんな仕事をしていそうか
  • 年収はいくらくらいになりそうか
  • どんなスキルが身につきそうか
  • リーダーや管理職になりたいと思えるか
  • 今抱えている不満は解消されそうか

などを考えます。

その未来に納得できるのであれば、無理に転職する必要はありません。

反対に、

「3年後も同じことで悩んでいそう」

と思うのであれば、環境を変えることを考えるきっかけになります。

大切なのは、

「転職したほうがいいか」だけではなく、「今の会社に残ることが自分に合っているか」も比較すること

です。


4.SEとしてどんなキャリアがあるのか知る

今の仕事が嫌だからといって、「SEを続ける」か「SEを辞める」かの2択で考える必要はありません。

SEの経験を活かせるキャリアには、さまざまな選択肢があります。

例えば、

  • SIerでSEを続ける
  • 社内SEになる
  • Web系企業へ転職する
  • ITコンサルタントを目指す
  • プロジェクトマネージャーを目指す
  • 技術を深めてスペシャリストを目指す
  • マネジメント側へ進む

などがあります。

同じ「SE」でも、会社や役割によって仕事内容はかなり違います。

今の仕事が自分に合っていないだけで、別の環境なら経験を活かせる可能性があります。

そのため、SEを辞める決断をする前に、

「自分にはどんな選択肢があるのか」

を知っておくことが大切です。


5.転職するか決める前に求人を見てみる

転職するか迷っている段階でも、求人を見てみることはできます。

求人を見るだけなら、今の会社を辞める必要はありません。

実際に求人を見ることで、

  • 自分の経験で応募できる会社
  • 今より高い年収の求人
  • 必要とされているスキル
  • どんな働き方があるのか
  • 自分の市場価値

などが分かってきます。

その結果、

「今の会社は意外と条件がいい」

と気づくこともあります。

逆に、

「自分の経験なら、もっと選択肢がありそう」

と思うこともあるでしょう。

転職活動を始めることと、実際に転職することは別です。

情報を集めた結果、

「今の会社に残る」

という結論になっても問題ありません。

まずは選択肢を知ってから判断することが大切です。


SEを辞める以外にも選択肢はある

「SEを辞めたい」と感じたときに考えられるのは、退職だけではありません。

例えば、

① 今の会社で働き続ける

仕事内容や待遇に大きな不満がなければ、そのまま経験を積む選択肢があります。

② 部署・プロジェクトを変える

仕事内容や人間関係が原因なら、異動によって改善する可能性があります。

③ SEとして別の会社へ転職する

これまで身につけた経験やスキルを活かしながら、環境を変えられます。

④ SE経験を活かして別の職種へ転職する

ITコンサルタントなど、SE経験を活かせる職種もあります。

⑤ IT業界とは違う仕事へ転職する

SEという仕事そのものが合わないと感じるのであれば、異業種への転職も選択肢です。

大切なのは、

「SEを辞めたい」=「すぐにSEを辞めなければならない」

ではないということです。


私自身も「今の会社に残るか」を考えて転職した

私も新卒でSIerに入社し、約3年半働いたあとに転職しました。

転職するときに考えたのは、単純に「今の会社が嫌だから辞める」ということではありませんでした。

このまま今の会社で経験を積むのか。

別の会社で新しい経験を積むのか。

自分がこれからSEとしてどうなりたいのか。

そういったことを考えたうえで、私は転職を選びました。

現在もSEとして働いています。

その経験から感じるのは、

「SEを続けるか辞めるか」だけで考えなくていい

ということです。

会社を変える。
仕事内容を変える。
役割を変える。
SE経験を活かして別のキャリアへ進む。

いろいろな選択肢があります。


まとめ|SEを辞めたいと思ったら、まず原因を整理しよう

SEを辞めたいと思ったときは、すぐに答えを出す必要はありません。

まずは次の5つを考えてみてください。

  1. SEを辞めたいのか、今の会社を辞めたいのか
  2. 何がつらいのか
  3. 今の会社に残った場合どうなるのか
  4. SEにはどんなキャリアがあるのか
  5. 転職市場にはどんな選択肢があるのか

ここまで整理すると、

「SEを辞めたい」

という漠然とした悩みが、

「今の会社を変えたい」

「仕事内容を変えたい」

「もっと年収を上げたい」

「別のキャリアに進みたい」

など、具体的な悩みに変わってきます。

具体的になれば、次にやるべきことも見えやすくなります。

転職することだけが正解ではありません。

今の会社に残るのも、別の会社へ転職するのも、SE以外の道へ進むのも選択肢です。

自分が何に悩んでいるのかを整理したうえで、自分に合った道を選んでいきましょう。

「そもそも、このままSEを続けていいのだろうか」と悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてください。

「このままSEを続けていいのか」と悩んだときの考え方

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